内科
内科
一般内科では、日常生活の中で比較的かかりやすい病気や慢性疾患の治療を行っています。また、専門的な高度医療が必要な場合は、専門の医療機関へご紹介します。内科でよく見られる症状を以下に挙げています。「何科を受診したらよいかわからない」といった場合など、お悩みの際はお気軽にご相談ください。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰などを主症状とする上気道(鼻やのど)の急性炎症の総称です。発熱、全身倦怠感、食欲低下などを伴う場合があります。こじらせると気管支炎、肺炎を起こすこともありますので、しっかり治療しましょう。
インフルエンザウイルスによる急性熱性感染症で、A、B、Cの3型があり、通常、寒い季節に流行します。感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、38℃以上の突然の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などが現れ、咳、鼻汁、咽頭痛などの症状がこれらに続き、およそ1週間で軽快します。主な合併症としては肺炎、脳症があります。通常のかぜ症候群とは異なり急激に発症し、全身症状が強いことが特徴です。
例年10月より予防接種を開始します。
胃腸炎のほとんどはウイルス感染で、一部が細菌性です。ウイルスが付着した料理を食べたり、手指についたウイルスが口に触れたりすることで感染します。
症状は下痢、腹痛、嘔吐、発熱が多く、治療は脱水を予防し、症状に合わせた内服薬を服用します。細菌性が疑われる場合には抗生物質を使用することもあります。脱水予防には、自宅で出来る経口補水療法(ORT oral rehydration therapy)が効果的です。
上の血圧である収縮期血圧が140mmHg以上、または下の血圧である拡張期血圧が90mmHg以上が高血圧です。高血圧が続くと、脳や心臓の血管が動脈硬化を起こし、脳卒中や心臓病などの重大な病気を発症する可能性が高まります。
高血圧のうち10%程度が、2次性高血圧といって、副腎ホルモンなどの異常により引き起こされることが分かっています。
当院では、高血圧の患者様の初診時に2次性高血圧を否定するための検査を行い、異常があれば総合病院内分泌科に精査を依頼しております。2次性高血圧が否定された場合には、通常の高血圧として、生活習慣の指導を含めた加療(管理栄養士による食事指導、医師による投薬)を行っております。
脂質異常症とは、主に血液中の「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)が増えたり、「善玉」のHDLコレステロールが減ったりした状態のことをいいます。この状態を放置していると動脈硬化が起こり、ゆっくり進行し、脳梗塞や心筋梗塞といった動脈硬化性疾患のリスクが高まります。
当院では熟練した臨床検査技師が頸動脈エコーを施行し、動脈硬化のリスクを把握し適切な治療をご提案いたします。
痛風は、足の親指などが腫れて痛くなる病気です。ビールや肉、魚の干物を摂りすぎると、尿酸値が上がり、痛風を起こしやすくなります。
当院では、管理栄養士による食事指導および医師による投薬で、痛風発作の再発予防を含めて管理していきます。
甲状腺は、のどの下に位置し、代謝を調整するホルモンを作っている臓器です。甲状腺ホルモンが出すぎると(甲状腺機能亢進症)、動悸がしたり汗をかいたり、食べているのに痩せてきたりします。逆に出なくなると(甲状腺機能低下症)、疲れやすい、寒がりになる、悪玉コレステロールが上がるなどの症状が出ます。その他、甲状腺に腫瘍ができることもあります。
当院では、採血とエコーの検査を組み合わせ、速やかな診断と治療を心掛けております。また、精査が必要な腫瘍については、甲状腺専門病院などにご紹介します。
喘息は、咳や痰などの症状、ゼイゼイ、ヒューヒューという喘鳴(ぜいめい)、息苦しさ、呼吸困難を繰り返す呼吸器系の病気です。喘息が起きる原因は多岐にわたり、遺伝的な素因と環境要因が混在して発症します。アレルギー反応を起こす原因としては、ダニやハウスダスト、イヌ、ネコなどの動物のフケや毛など様々です。原因がわからない場合や気候の変化、タバコによる刺激などでも生じることがあります。適切な診断を受け、早めに治療を開始することが大切です。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどに苦しむ花粉症の方は年々増加しており、日本国民の25%以上が花粉症という統計もあります。
アレルギー性鼻炎・結膜炎は、スギ花粉などによって引き起こされる季節性アレルギー(花粉症)と、ダニやハウスダストなどによって引き起こされる通年性アレルギーに大別されますが、どちらも混在していることもしばしばあります。血液検査で、アレルゲンの特定ができることがあります。
当院では、抗アレルギー剤、漢方薬による治療の他、アレルギー症状を徐々に改善させる舌下免疫療法も行っております。スギ花粉に対する舌下免疫療法は、スギ花粉飛散終了後の6月ごろからの開始が適しています。内服期間は3-5年です。ご相談ください。
じんましんは皮膚の一部が突然くっきりと赤く盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡形もなくかゆみと皮疹が消えるという特徴があります。たいていかゆみを伴います。治療は、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの飲み薬が中心となります。